1月20日は弟の命日。今年は13回忌でした。

そんな日に、「人は死ぬ前に何を思うのだろう?」という、このとっておきの質問について書いてみたいと思います。

 

実はこの問いは、私が最近、自分の人生や生活を振り返る時によくしている質問なんです。

 

もし明日死ぬとしたら、自分の人生を振り返って何を思うだろう?

 

仕事のことを思い出すだろうか?

あの仕事はよく頑張ったな。とか、

うまくいったな。とか、

たくさんお金が稼げて嬉しかったな。とか、

達成感あったな。とか、

そんなことを思い出すだろうか?

 

多分、だけど、

そんなことは1ミリも思い出さないのではないかと思う。

 

自分の心を静かにして想像してみると、きっと、

 

両親が自分に向けてくれた愛とか、

小さい頃からたくさんの人に助けられ、育まれてきたこととか、

友達と出かけた冒険旅行とか、

大好きな人と過ごした時間とか、

子供の頃泳いだ佐渡島の海のこととか、

 

そんなことを思い出すんじゃないかと思う。

 

仕事のことを思い出すとしたら、

仕事を通じて関わった人との気持ちのやりとりみたいな、心の繋がりのようなものを思い出すんじゃないかな?

という氣がする。

 

それで、

「今の自分の生活や人生を振り返ってみて、どうよ?

あんた、今のままで人生過ごして、死ぬ時に後悔しない?」

って、自分に問うわけです。

 

そうすると、自分の人生にとって本当に大切なことに、思い切り戻されます。

「うわ〜。また最近ブレてたわ」って、気付くんです。

 

私は、もともと仕事は好きで、20代の頃からそこに自己実現や、成長や、生きがいみたいなものをずーっと求めてきました。

向上心はある方なので、そのエネルギーが仕事に向いちゃうんですよね。

 

でも、そうすると仕事の優先順位がめちゃめちゃ高くなって、

友達とたわいのないおしゃべりなんて無駄な時間だ、って思ったり、

遊ぶ暇もないほど仕事をすることに逆に充実感を感じたり。

 

そんな時期は結構ありました。

いや、実を言うと、つい1年くらい前まではそんなモードでした。

 

でも、その時はそうしたかった訳だから自分の心に従っただけだし、別に後悔はしていません。

人生のある局面では仕事に夢中になる時期もあっていいと思います。

何か物事を創り上げる時は一気にやらないと形にならないし、のんびりしていたら機を逃す時もあります。

 

でも、それがいつまで続きますか? ってことなんです。

3ヶ月?

1年?
5年?
10年?
30年?

 

 

私にとっても、おそらく多くの人にとっても、仕事は大切なもの。

人生を支える生活の糧になるものです。

自分を磨いてくれ、成長させてくれる素晴らしいものです。

私はきっとおばあちゃんになっても、何かしら仕事はしているんんじゃないか?と思います。

 

それでも、仕事は人生のほんの一部です。

 

もし、明日死ぬとしたら、自分の人生を振り返って何を思うだろう?

このシンプルな質問が、いつもいつも大切なことを思い出させてくれます。


後悔することはないだろうか?

あるんだったら、何かを変えよう。

 

そんな風にしていくと、少しずつ少しずつ人生の舵取りが変わっていって、本当に行きたい(生きたい)場所に行けるような氣がしています。

人生に変化を起こす、とっておきの質問。

 

もし、明日死ぬとしたら、自分の人生を振り返って何を思いますか?