夏本番ですね! 太陽がまぶしいです。

日焼けが気になる方も多いと思うのですが、太陽は体と心の健康には欠かせないものです。

その1.太陽は体を健康にする

紫外線を浴びると体内でビタミンDが生成されます。このビタミンD、骨を丈夫にすることはよく聞きますよね。常に日焼け止めを塗り、全身ガードした上に日傘をさしているような生活を送っていると、大人の場合は骨粗鬆症のリスクが高まります。

その他にも、適切に太陽を浴びて、体内でビタミンDを生成することで、糖尿病、がん、動脈硬化の予防や、免疫力をあげる、花粉症などのアレルギーの緩和などへの応用が期待されています。骨だけでなく、体全体の健康にとっても太陽は大切なんですね。

 

その2. 太陽は心も元気にする

冬、天気の悪い日が続いている時は、なんとなく気持ちも落ち込みますよね。実は、太陽の光が弱いことも一つの原因なのです。冬季うつ、季節性うつなどとも呼ばれます。

太陽を浴びると、セロトニンという神経伝達物質が活性化します。このセロトニン、心の働きに大変大きな影響があるんです。セロトニンが不足すると、不安や恐怖を感じやすくなったり、やる気が低下したり。落ち込んでいる自分に気がついたら、太陽を浴びてみましょう。

 

その3. 太陽は脳も活性化する

セロトニン神経は、ちょうどおでこの部分(脳の前頭前野)で情報伝達を行なっています。このおでこの部分は人間らしい活動を司るところなんです。考える、物事を把握する、創造する、計画する、行動する、社会とつながろうとするなどなど。

ところが、常に室内にいてセロトニンが活性化しないと、うまく考えられず、物事をきちんと認知することができなくなるわけです。すると、

「もういっぱいいっぱい!」

「どうしたら良いかわからない。」

「どうせ私なんて。」(なんでもネガティブにとらえる)

「やる気がしない。」

「人に会いたくない。」

などという負の思考スパイラルに陥ってしまいます。

やる気に満ちて、シャープな頭で創造的に仕事をしたい人は、太陽を浴びてセロトニン神経を活性化させるべきですね。

 

その4.太陽は眠りのスイッチ

太陽を浴びることは、眠りにも影響します。前述のセロトニンは太陽を浴びることで活性化しますが、14~15時間後に、メラトニンという睡眠ホルモンに変わります。メラトニンは眠りを深くする働きがあるので、朝十分に太陽を浴びること=上質な睡眠へのスイッチなのです。

また、太陽を浴びると体内時計がリセットされます。すると、睡眠と覚醒のリズムが安定します。日中は意欲的に活動し、夜は自然と眠くなる。ぐっすり眠ってエネルギーをチャージして、また翌日は元気に動く。そんな当たり前のリズムも太陽の恩恵があってこそなんですね。

 

どれくらい太陽を浴びればいい?

できれば、日焼け止めなどを塗らない状態で、夏でしたら15分は太陽を浴びましょう。

と言っても美白命の女性にとっては、なかなか受け入れがたいかもしれません。そんなあなたにおすすめは「手のひらを太陽に!」です。日焼け止めをバッチリ塗って、全身ガードしていてもいいです。手のひらには何も塗らず、太陽の光に当てましょう。手のひらはメラニン色素が少ないので、日焼けの心配もありません。足の裏にも太陽の光を当てられたら、なお良し。

 

私は個人的に太陽が大好きなので、夏は暇さえあれば、プール、海へと出かけます。一日思い切り太陽を浴びた後は、元気いっぱいになるのを感じます。

このプールの後、スタジオレッスンに行ったところ、元気すぎて、スタッフに「妙なテンションですね。」と言われてしまいました‥。