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生産性は高くなくてはいけないのか?

生産性は高くなくてはいけないのか?

日本の企業は生産性が低い。と、問題視されています。
長い時間働いているのに生み出している利益が少ないと言うことです。

世界と比較して見ると、日本の生産性は

・経済協力開発機構(OECD)加盟国35カ国中、20位。
・G7では最下位。
・製造業はアメリカの生産性の約70%、サービス業は約50%。
(2015年 日本生産性本部)

かなり成績悪いですね (^▽^;)。

長時間労働是正と生産性の向上は、日本全体のテーマであり解決していくべきことです。

しかし、今日はちょっと違う視点で、この問題を考えてみたいと思います。

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日本の生産性の低さが顕著なのは、サービス業です。
日本のサービス業の生産性は、アメリカの約50%。

つまり、同じサービスを販売して利益を上げるのに、アメリカは日本の労力の50%しか使っていないということ。

これは、海外に行ったことがある方なら、体感として分かるかもしれません。海外のレストランやホテル、(厳密にはサービス業でないかもしれませんが)買い物をした時に、サービスの素っ気なさにびっくりしたり、がっかりしたりした経験はないでしょうか?

そして、そんな経験をした時に、「ああ、日本はやっぱりいいな〜。」と思ったこと、ありませんか?

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企業が成功しているかどうか?の指標を、「利益」のみで判断するのなら、日本のサービス業は大変な無駄が多いということになります。

しかし、企業が成功しているかどうか?の指標を、「喜びや感動」という、数字に表れてこない価値で判断するとしたら、日本のサービス業は、もしかしたら世界に誇れるものなのかもしれません。

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現在の価値観でいうと、仕事の成果を測るものは圧倒的に「どれだけのお金(利益)が得られたか?」です。

しかし、ある商品やサービスが生み出され、お客さんの手に渡る過程で、「どれだけの喜びをそこに関わる人が感じているか?」を大きく評価するようになったら、単に生産性が高いか低いかで業績を判断することは難しくなります。

ここで大切なのは、お客さんだけでなく、その商品、サービスに関わる全ての人の喜びに繋がっているか?という視点です。

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単にサービスを手厚くすることが良いわけではなく、まずサービスを提供する側の健康や幸せを叶えることが大切です。宅配業の過重労働が問題となりましたが、顧客にとって便利で有難いサービスが、提供側の心身の健康、幸福を損なうものであってはいけません。提供する側に負荷となっているサービスは見直していくことが必要です。

かたや、顧客に対して行うプラスαのサービスが、提供する側の喜びや幸福、心身の健康に繋がっているものであれば、それは無駄ではなく、むしろ大きな価値ではないでしょうか

単に、利益/コスト(時間とお金)の生産性で企業の成功を測るのではなく、そこに関わる人全ての「健康と幸福」の総量が数値化できたら? 成功の価値そのものが変わり、より健康的に幸せに仕事をする新しい方法が見えてくるのではないかと思います。


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